【レポート】デタッキ農場ってこんなところ
2017.12.01レポート
2017.12.01レポート
コーン100%パスタの日本初上陸を前にした10月下旬、デタッキ農場を訪問してきました。
デタッキ農場は、北イタリアのベネト州。世界有数の観光地ベネチアから西へ約60キロにあります。美しい市街の街並みが世界遺産に指定されているヴィチェンツァと、蒸留酒グラッパが特産の町バッサーノ・デル・グラッパからいずれも30~40分です。
夕方ベネチア空港で迎えてくれたのは、オーナーの甥で同名のフランチェスコさん。彼の車で約1時間、デタッキ農場から数キロのところの「Hotel Villa Tacchi」というホテルにチェックインしました。デタッキ家の邸宅のひとつをホテルに改装したそうです。
Hotel Villa Tacchiウェブサイトはこちら
澄み渡る青空の朝、デタッキ農場の正門を通ってオフィスを訪れ、オーナー含めた現地スタッフのみんなと挨拶を交わしました。
フランチェスコ・デタッキオーナーの「誰にでも美味しいものへの探求」への想いを伺ったあと、さっそく施設見学をしました。
収穫を終えた時期でしたが、広大な耕作地は想像どおり。遠くに雪を冠した山脈を眺める遠景は日本と同じ印象ですが、中世から変わらない水路、水車。石造りの風格の建物たちを見ると、ここはヨーロッパなのだと実感します。
収穫用の大型トラクターの倉庫の敷地の脇の葡萄畑は、オーナーの手作りワイン用だそうです。
出荷前の段ボールが積みあがった倉庫、梱包ライン、敷地内にある直営ショップなどひと通り説明受けながら見学しました。
ランチは、オーナー家のダイニングで試食会。その様子は別の回でレポートしますが、まず荘厳と形容してもおかしくないその大邸宅にびっくり。ずいぶん以前に使わなくなったという“正面ゲート”が数百メートル先に小さく見えていました。
屋内は、まるで歴史博物館。絵画や置物の価値はわかりませんが、100年単位の時を越えてそこにあるのかもしれません。
オーナー直々の調理によるランチタイムの試食会では、イタリアの人の食の豊かさを実感し、オーナーの美味しさへの探求心に感心させられました。
(T.F)